収賄で起訴 浅口市課長を懲戒免職 栗山市長ら管理責任取り減給

浅口市役所

 浅口市は31日、公共工事の資材価格を記した「単価表」の情報を業者に提供し、見返りに商品券を受け取ったとして、収賄罪で起訴された同市金光総合支所の課長の被告(55)=広島市中区=を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。

 監督責任を問い、同支所長を減給10分の1(1カ月)とした。また、管理責任を取るとして栗山康彦市長と松田勝久副市長、中野留美教育長がいずれも減給10分の1(3カ月)を申し出、専決処分した。

 市によると、被告は処分を受け入れ「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と話したという。

 起訴状では、2020年10月~21年9月、岡山市内で業者から計16万円の商品券を受け取ったとされる。

 栗山市長は「市民の信頼を著しく失墜させたことに改めて深くおわびする。職員の服務規律の徹底と倫理観の向上を図り、信頼回復に全力で取り組む」とのコメントを出した。

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