あつぎ鮎まつり3年ぶり開催へ 花火大会は規模縮小

「あつぎ鮎まつり」の花火(過去の様子)

 厚木市は31日、2年連続で中止していた同市最大の観光イベント「あつぎ鮎(あゆ)まつり」(同実行委員会主催)を8月6、7日に規模を縮小して開催すると発表した。大花火大会の時間を短縮し、食べ歩きの禁止などを徹底することで感染防止を図ると共に、県外からの来場の自粛を呼び掛ける。

 大花火大会は6日午後7時~同8時まで、三川合流地点の河川敷(同市厚木)で実施する。これまでは同8時20分まで1万発を上げていたが、時間と打ち上げ数を縮小する。

 厚木中央公園(同市寿町)で行うダンスイベント「ダンスレジェンド」は2日間だった開催を6日(午前10時~午後6時)の1日だけの開催とし、出場グループ数も減らす。

 さらに感染防止対策として、花火会場の河川敷などへの出店を310店から200店程度に縮小。市街地も含めて食べ歩きを禁止する。飲食は中町公園(同市中町)、サンパーク(同)、中町大型バス発着所(同)などの飲食スペースか、花火会場の自席に限る方針としている。

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出た場合はイベントなどをすべて中止し、市内数カ所に分散して無観客で花火だけ打ち上げる。

 同市の小林常良市長は「地域の経済活性化とコロナ禍で沈んでいる皆さんの心に元気を届けられる祭りにしたい」とコメントした。

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