新型コロナウイルス感染拡大などの影響で中止が続いていた福井県敦賀市の夏の風物詩「とうろう流しと大花火大会」について、主催する敦賀観光協会は5月31日、4年ぶりに8月16日に実施することを決めた。また、気比の松原海水浴場も3年ぶりに開設する。
同協会総会がこの日、敦賀市プラザ萬象で開かれ、事業計画案が承認された。池田裕太郎会長はあいさつでコロナ禍で中止してきた行事再開に触れ「徐々に敦賀の観光に明かりをともしていきたい」と述べた。
観覧席は設けず、日本海側最大級といったキャッチフレーズは外して大幅な集客は行わない。約8千発に規模を縮小し、打ち上げ時間は40分程度とする。
同大会は戦没者慰霊の送り火のため1950年に始まった。2019年は台風の接近、20、21年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。近年は約1万3千発を打ち上げ、約20万人が訪れる。21年は大会自体は中止としたものの、コロナ疲れをした市民を元気づけたいと約1500発の「サプライズ花火」を打ち上げた。
松原海水浴場の開設期間は7月16日~8月21日の37日間。新型コロナ感染拡大防止などの観点から海水浴場でのバーベキューは禁止する。