長崎県障害者スポーツ大会 陸上知的少年男子100 臼木(希望が丘高等特支)制す  3年ぶり開催 600人が大舞台満喫

【陸上知的少年男子100メートル(区分27)4組】初出場した臼木(希望が丘高等特支)は11秒0で1位=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 第22回長崎県障害者スポーツ大会は5月29日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場を主会場に9競技が行われた。コロナ禍の影響で中止が続き、3年ぶりの開催。開会式を実施せず、出場者数も前回の2019年の4割程度に当たる約600人にとどまったが、選手たちは久しぶりの大舞台を楽しみ、チームメートらが拍手と笑顔で応援した。
 陸上、フライングディスク、卓球、ボッチャ、アーチェリー、水泳、ボウリングの7競技は、第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」(10月29~31日・栃木)の選手選考会を兼ねて開かれた。陸上では、男子100、200メートルの日本知的障がい者記録を持つ臼木大悟(希望が丘高等特別支援学校)が、知的少年男子100メートル(区分27)に初出場。11秒0(手動計測)の組1着でゴールした。
 県障害者スポーツ協会の亀田信樹事務局次長は「出場者はどうしても少なくなってしまったが、無事に終えて今後への希望が持てる大会になった。有望な若い選手も出てきているので、ここからまた再出発となれば」と総括した。


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