週後半にかけて 沖縄・奄美は引き続き大雨のおそれ 東・北日本は雷雨注意

 1日(水)午後も東日本を中心に晴れて、気温25℃以上の夏日の所が多くなりそうだ。あす2日(木)~3日(金)は西日本を中心に晴れるが、東・北日本は大気の状態が不安定となるため、天気の急な変化に注意が必要となる。沖縄・奄美は引き続き梅雨前線の影響を受けやすく、局地的に激しい雷雨となるため、週後半にかけても大雨に注意・警戒が必要だ。

沖縄・奄美 断続的に雨強まる

 先月上~中旬に梅雨入りの発表があった沖縄・奄美は、5月の降水量が平年に比べて奄美で2倍以上、沖縄本島地方の一部や先島諸島で3倍に達した所がある。きのう(火)は沖縄本島地方で局地的に猛烈な雨が降ったが、これから週後半にかけても断続的に雨脚が強まる見込み。この時間、晴れ間が出ていたり雨が小康状態となっている所でも、引き続き落雷や突風に注意し、土砂災害や河川の増水、道路の冠水などに十分な注意・警戒が必要だ。

東・北日本 雷雲発達

 あす2日(木)~3日(金)にかけては、上空の寒気の影響で東・北日本を中心に大気の状態が不安定となる見込み。晴れ間があっても天気の急変や落雷、突風に注意が必要で、局地的にひょうが降るような激しい雷雨のおそれがある。
 2日(木)は北日本で午前中から雨の降る所があり、午後は東北南部や関東北部を中心に、局地的ににわか雨や雷雨となる見込み。3日(金)は東北で午前中から雨の所があり、午後は関東の平野部でも雷雨の可能性がある。

 4日(土)は西日本~関東で晴れ間があるが、5日(日)は全国的に雲が多くなり、西日本は天気が下り坂に向かいそうだ。来週前半は広い範囲で、今の時季としては気温が上がりにくいため、服装や体調管理に注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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