稲田朋美衆院議員が会長、滝波宏文参院議員が事務局長を務める自民党の保守系グループ「伝統と創造の会」の勉強会が5月31日、国会内で開かれ、安倍晋三元首相が初めて講演した。
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稲田氏は「この会は女系天皇に反対する署名を集めた議員で設立した経緯がある。それにふさわしく今回は皇統や、わが国の安全保障環境についてお話しいただく」とあいさつ。安倍氏は同会について「伝統を守るとはどういうことか、研さんをしてきた」と評価し「伝統と創造の絶妙のバランスこそ日本の保守だ」と述べた。
会合は非公表。会合後に取材に応じた稲田氏は「(皇位継承の)男系維持の重要性などについてお話があった。会として勉強を続け、適切なタイミングでの提言を検討したい」とした。