サッカーJ3カターレ富山は30日、練習場の北陸電力総合運動公園(富山市草島)を整備する際に出る刈り芝で作った肥料を、県内の障害者支援施設や農場計5カ所に寄付した。野菜作りに役立ててもらう。
この取り組みは、持続可能な社会の実現のため、カターレと北陸電力、練習場を整備する緑地管理業「サカエグリーン」(富山市)が共同で実施。肥料は、サカエグリーンが練習場の芝の長さを調整する際に出た芝を木炭と交ぜて作った。土壌の保水性や通気性が向上するという。
これまでは刈り芝を焼却していたが、資源として有効活用しようと初めて肥料にした。農場で野菜が実れば、小中学生やカターレのジュニア選手を対象とした収穫体験会などを実施し、食育にもつなげる。
この日、同公園で行われた贈呈式では、各施設と農場に計250袋の肥料が提供された。