6月も続く値上げラッシュ 大分

2022年から相次ぐ商品の値上げ。6月からさらに3600品目ほどが値上がりの対象となります。その波は、県内の飲食店にも影響しています。

買い物客インタビュー
「毎日使うものが小さい積み重ねで(価格が)上がっていくと家計にすごく響く。麺類とか油揚げとか日ごろ使うものの単価が上がると悲しい。」

今年に入ってこれまでに値上がりしたのは約4700品目。これに加え、6月からの3カ月で約3600品目の値上げが決まっています。

こちらのスーパーでは、6月中にしょうゆや酢、香辛料などの調味料やお菓子やアイスなどを値上げし、カップ麺・即席麺は50円ほども上がります。

コープ南大分店 釘宮昌男店長インタビュー
「私たちもメーカーの値上げ条件によっては値段を上げていかないと経営が成り立たないこともあるので、在庫の状況などを踏まえながら適宜判断しながら値段を上げていく。」

調味料の値上げの影響は県内の飲食店にも。

めいじん 野仲美幸さんインタビュー
「今までに関しては調味料はほとんどなくて全てレシピの確認から作業をしないといけない状況になっているので対応に追われている。」

寿司店などを運営するこちらの会社では、1カ月で800リットル以上の米酢や約400リットルのしょうゆを使っています。このほか、ロシアのウクライナ侵攻による魚介類や揚げ油の高騰にも影響を受けているといいます。

めいじん 野仲美幸さんインタビュー
「なるべくこの価格を保って提供できるものや代わりとなるものを同時に探していかないといけないというのは社内で挙がっている。全部を(価格を)上げてしまうとお客様にも影響がかかるので、なるべく値上げしなくていいものは据え置きでさせていただきたいと考えている。」

先の見えない値上げ問題。今後も財布の紐が硬くなりそうです。

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