介護ロボットを普及させる新たなセンターが誕生 大分

 介護の現場にロボットを導入する動きを加速させようと、新たなセンターが誕生しました。

 県介護ロボット普及推進センターは、ロボットの使い方や購入の相談ができる施設です。1日に開所式が開かれ、大分市の社会福祉法人大翔会の渡辺理事長が福祉器具やAIなどを活用する先進的な取り組みを紹介しました。介護や老人ホームの現場は人材不足や、肉体的な負担が大きいことが課題となっていて、介護ロボットや情報通信技術の活用に注目が集まっています。導入するメリットは働く人の負担を減らすだけではありません。

伊東雅人所長インタビュー:

「(他人に)体を支えられて持ち上げられると恐怖心で体に力が入ってしまう。ところが包まれるようにリフトで自然と持ち上げると何の不安もない」

 センターでは、介護が必要な人がベッドから起きたことを別室の人に知らせるAIセンサーなどの最新技術のほか、28種類の介護ロボットが展示されています。

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