国際的女性アーティストがダブで団結する「On-Uサウンド」の発案者でプロデューサーのエイドリアン・シャーウッドが、旅で知り合った世界各地のヴォーカリストにインスピレーションを受けフィーチャーした作品『DUB NO FRONTIERS』をReal World Recordsからリリースすることが発表された。
レゲエ界で最も有名なアーティストが男性であることに異論はないだろう。レゲエは、その反逆の音楽で不正や不平等を訴えるという評判にもかかわらず、いまだに男性の声、男性のプロデューサー、男性のミュージシャンが非常に多い世界であるという事実。
「多くのシンガーが、ダブ/レゲエの舞台は男性のもので、少し威圧的でさえあると感じていると言っていた。そこで、アーティストを招待し、私たちのリズム・トラックの上にすべて非英語で好きな曲を歌ってもらうことにしたのです」とシャーウッドはコメントしている。
「世界で最も影響力のあるプロデューサーの一人」— The Guardian
「冒険的で洗練された音楽の才能」— Pitchfork
「ヴィジョナリー・プロデューサー」— Uncut
上記の称賛を受ける UKダブ界の首領、エイドリアン・シャーウッドが全面プロデュース(半分は故リンカーン・スコットと共同制作)、スキップ・マクドナルドのアレンジによる全10曲は、活力、豊かさ、エネルギーに満ち溢れている。
セイクリッド・グラウンド・リズムにヒンディー語で歌われる繊細で美しいRita Morar「Meri Awaaz Suno (Hear My Voice)」や、チュニジアのNeyssatouがアラビア語で力強く歌うボブ・マーリー「War」、シャーウッドとプロジェクトを率いたKerieva McCormickがロマニ語で歌う「Chavale」など、興味深いトラックばかりで、日本からもLikkle Maiが1曲参加している。
<動画:Rita Morar - Meri Awaaz Suno (Hear My Voice) [Official Video] from Dub No Frontiers>
■リリース情報
Adrian Sherwood presents
『DUB NO FRONTIERS』
2022年7月22日(金)世界同時リリース
デジタル&輸入盤CD/LP