「女子小学生を誘拐する」 秦野市にも予告メール、警察などが学校を警戒

秦野警察署

 子どもの誘拐を予告するメールが5月29日夜に全国各地の自治体に相次いでいた事案で、秦野市にも女子児童の誘拐などを予告するメールが届いていたことが6月1日、同市地域安全課への取材で分かった。

 同課の担当者によると、メールは5月29日夜、市HPの問い合わせフォームを通じて届いていた。差出人は高校教師を名乗り、「(5月)31日火曜日に下校中の女子小学生を自宅へ誘拐する」などと書かれていたという。

 同市から情報提供を受けた秦野署は5月31日、市内13小学校に警察官を配置し、午後1時から同4時ごろの下校時間帯に、市職員らと警戒に当たるなどの対応を取った。現時点で誘拐などの被害は確認されていない。

 全国でも、熊本県菊池市や広島市、山梨県北杜市に、女子児童を「殺害する」「誘拐する」などとする内容のメールが相次ぎ送られていた。

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