天然もの多く、大ぶり目立つ 相模川、中津川、酒匂川など神奈川でアユ釣り解禁

多くの釣り人でにぎわった中津川=愛川町田代

 神奈川県内の相模川や中津川、酒匂川などで1日、アユ釣りが解禁された。今年は天然アユの遡上(そじょう)が多いと言われ、待ちかねた釣り人が川に入ってさおを振った。

 相模川の高田橋周辺では早朝から多くの釣り人が糸を垂らした。藤沢市の会社役員の男性(45)は、昼過ぎまでに15匹ほどつり上げ、ほとんどが天然アユという。「今年は天然が多く、型も大きい。一番大きかったのは16センチ。解禁日には毎年相模川に来ているが、今年はいい」と顔をほころばせた。

 この日、中津川も多くの釣り人でにぎわった。相模川漁業協同組合連合会の木藤照雄会長は「天然アユが大きく育ち、数も多い。この時季に天然ものが多く釣れるのは珍しい。遡上が始まるのが早く、数日前の雨で増水したことで、上流にもさかのぼってきたようだ」と話していた。

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