葛飾北斎の名画をデジタルで再現 東京・オペラシティで特別展

葛飾北斎のアート展が東京・新宿区で開かれます。公開される名画の数々は、全てデジタルで再現された作品です。

江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎のデジタルアート展が6月2日に開幕します。これはITを活用して北斎の作品を保存して鑑賞してもらうプロジェクトの一環で、今回公開されるのは厳選された8作品です。

北斎晩年の傑作といわれる岩松院本堂天井絵「鳳凰図」も実物を撮影したデータを何枚ものパネルに印刷して組み合わせる手法で、大きさまで忠実に再現しています。6.3メートル×5.5メートル、畳でいうと21畳という相当大きな作品です。実物は北斎が晩年に住んだとされる長野県小布施町に保存されていますが、東京にいながら再現された作品をじっくり鑑賞できます。

デジタルの力で傑作を新しい形で楽しめるアート展は、新宿区の東京オペラシティタワーで7月3日まで開かれます。

© TOKYO MX