宮城県で生活保護の申請が増加 新型コロナ支援利用終了が要因か

宮城県内で2021年度に申請された生活保護の件数は、前年度と比べ約280件も増加したことが分かりました。

新型コロナの支援制度を利用し終えたことが要因とみられています。

県によりますと、2021年度の生活保護の申請件数は3740件で、2020年度から274件も増加しました。

2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により社会福祉協議会の貸付金や1人当たり10万円が給付された定額給付金など支援制度があったため、申請が少なかったとみられています。

しかし、2021年度はそれらの支援を多くの人が利用し終えたことから大幅に増加した可能性があるということです。

県内の生活保護の受給世帯は2万3463世帯で、年々増加傾向にあるということです。

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