『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』が本日発売、6月8日(水)にはロフトプラスワンにて発売記念トークイベント開催!

月刊「ムー」編集長・三上丈晴初の著書『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』が本日株式会社学研プラより発売された。 1979年11月号=創刊号から数えて、2022年7月号で創刊500号を迎える「ムー」。2005年に5代目編集長に就任した三上丈晴が、オカルト編集のすべてを語る。

◉「ムー」の歴史、日本のオカルトの歴史がわかる!

当時の学習研究社(通称:学研)で「ムー」が生まれた経緯や、創刊直後のピンチを乗り越えた「ムー」の改革秘話など、現在の月刊「ムー」ができるまでを三上編集長の視点から語る。ユリ・ゲラーなど「ムー的」重要人物、UFO、UMA、心霊写真、ノストラダムスなどの鉄板記事を「ムー的」視点で振り返る。

◉「ムー民」でないあなたにも通用する仕事術を学べる!

「ムー」の仕事術は、「ムー」と交わらない人々の心も打つ。役に立つか、立たないかは、あなた次第。

『オカルト編集王』より「ムー的」名言を一部紹介しよう。

【「あやしい」は誉め言葉】

「ムー」が扱うテーマを包括する言葉はない。あえていうなら「あやしい雑誌」といったところか。「あやしい」という言葉は「ムー」にとっては誉め言葉だ。なので、雑誌を紹介するときには「日本一あやしい雑誌」と称することにしている。

【「ムー民」の期待】

月刊「ムー」の読者、すなわち「ムー民」のリテラシーは世間が思う以上に高い。レベルの高い読者に支えられ「ムー」は今日まで続いてきた。ムー民の期待に応えるべく編集部は日々研鑽を続ける。読者のほうが意識が高いと肝に銘じている。

【やれることは何でもする】

編集者とは雑誌や書籍に関わる雑用をこなす「何でも係」だ。原稿依頼や取材の申し込みでは相手の顔色を伺うお調子者。編集者の極意は「人たらしであること」。理想の記事のため、やれることは何でもするのが編集者である。

【編集とは料理である】

雑誌「ムー」の記事テーマという“食材”はいつも変わらない。同じ食材を使っていかに違う料理を作るか。同じネタでいかに違う記事にするか。工夫次第でいくらでも魅力的なページを作ってみせる、そこが編集者の腕の見せ所だ。

【恋愛の距離感で編集せよ】

編集者と読者の関係は恋愛に似ている。雑誌は愛の結晶だ。精魂込めて作った本を読者に届ける。読者は大いなる期待を胸にページをめくる。読んだあと、面白さを味わう充実感という至福を得られれば恋愛成就。これほどの幸せはない。

【1パーセントのニュートラル】

超能力や幽霊、UMAなどは存在しない。そう考えるのは自由である。だが、99パーセントありえないと思っても、どこかに1パーセントだけ判断を留保する。ひょっとしたら、ありうるかもしれないという思いを保つ。それが大事だ。

【オカルト通の合言葉「ムー的」】

編集部ではたびたび「ムー的」という言葉を使う。会話で何かあやしい話が出たときなどに「それってムー的だよね」というのだ。オカルト通ぶりたい方はこの「ムー的」を使ってみてほしい。あやしい目で見られること請け合いである。

なお、本書の刊行を記念して、6月8日(水)に新宿歌舞伎町のロフトプラスワンにて『オカルト編集王 月刊「ムー」編集長のあやしい仕事術』発売記念トークイベントが開催。出演は、著者の三上丈晴(月刊ムー編集長)、キック(サイキック芸人)、角由紀子(元TOCANA編集長)。会場では書籍発売、サイン会も実施される。詳細はこちら。

【三上丈晴 プロフィール】

1968年生まれ、青森県弘前市出身。筑波大学自然学類卒業。1991年、学習研究社(学研)入社。『歴史群像』編集部に配属されたのち、入社半年目から「ムー」編集部。2005年に5代目編集長就任。2021年6月24日より、福島市の「国際未確認飛行物体研究所」所長に就任。CS放送エンタメ~テレ「超ムーの世界R」などメディア出演多数。趣味は翡翠採集と家庭菜園。

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