ジャンプ式折り畳み傘、便利だけど使い方誤ると大けが 飛び出し防止機能付きを選んで【教えて!相談員さん】

  急な雨降りには、折り畳み傘があると重宝しますね。ボタン一つで自動開閉するジャンプ式は手荷物の多い時に便利ですが、使い方を誤ると思わぬ大けがにつながるので、注意が必要です。

 「押し込んでいた持ち手が勢いよく飛び出し、眼を直撃して視力が落ちた」「収納しようとしていたハンドルが跳ね返り、口に当たって歯が折れた」などの事故報告が寄せられています。

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 ジャンプ式は、使う時に持ち手(ハンドル)のボタンを押すと、バネの力で勢いよく中棒が伸びて傘が開きます。しまう時は、再びボタンを押すと傘が自動で閉じるので(中棒は縮まない)、ハンドルを手で押し込みます。

 この時に注意が必要です。バネの力が強いため、ハンドルを完全に押し込む前に手を放すと、急に飛び出すことがあります。傘を横にして先端と末端を地面と水平に持ち、顔や体から離して、カチッと音がするまで押し込む必要があります。

 手動式とは扱いが異なります。事故を防ぐには、事前に取扱説明書をよく読みましょう。また、購入の際は、飛び出し防止機能付きの商品を選ぶようにしましょう。県消費生活センター=電話0776(22)1102、県嶺南消費生活センター=電話0770(52)7830。

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