1年間放置の大型バス、川崎市が所有者に撤去命令 落書きやガラス割られ治安悪化懸念 

約1年間放置されている大型バス=川崎市川崎区東扇島

 川崎市川崎区の東扇島東公園駐車場に大型バスが約1年間放置されているとして、川崎市は2日、港湾法に基づき、所有者に撤去命令を出したと市議会環境常任委員会で明らかにした。昨年7月以降、所有者に撤去要請してきたが、応じなかったという。 

 市港湾局によると、バスは市内在住者が所有し、2017年3月で車検が切れているという。車体に落書きされたり、窓ガラスが割られたりする被害があり、治安の悪化が懸念されている。市はバスに近づかないようパイプ管で囲い、注意喚起している。

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