「8年前のブラジル代表」日本代表戦のスタメン11名。今はどうしているのか

6日にブラジル代表との試合を控えている日本代表。この夏に行われる最大のビッグマッチであり、ワールドカップに向けての重要な強化のチャンスとなるだろう。

今回は、2014年10月に行われた日本代表戦で先発したブラジル代表のメンバーを振り返ってみよう。

GK:ジェフェルソン

当時の所属:ボタフォゴ

ブラジル代表記録:22試合0ゴール

現在:引退

一時期はトルコのトラブゾンスポルとコンヤスポルにも所属したが、キャリアの大半をブラジルリーグで過ごした守護神。冷静なプレーから「アイスマン」と呼ばれ、国内最強GKとして評価された。代表では主にジュリオ・セーザルらのバックアップとしてプレーしていたが、2015年のコパ・アメリカではレギュラーを務めている。

2018年にボタフォゴで現役を引退し、現在は田舎で静かにコーヒーショップを経営しているとのこと。

DF:ダニーロ

当時の所属:ポルト

ブラジル代表記録:45試合1ゴール

現在:ユヴェントス

2011年にサントスからFCポルトに移籍し、アレックス・サンドロとの両サイドバックコンビで活躍したダニーロ。2012年のオリンピックで銀メダル獲得に貢献し、フル代表にも定着した。

その後レアル・マドリーへと移籍し、マンチェスター・シティを経て2019年からユヴェントスでプレー。今回行われる日本代表戦のメンバーにも入っている。

DF:ミランダ

当時の所属:アトレティコ・マドリー

ブラジル代表記録:58試合3ゴール

現在:サンパウロ

若い頃にフランスのソショーに馴染めなかったものの、サンパウロで復活してスペインでブレイクしたセンターバック。シメオネ監督の信頼を受けて活躍し、ブラジル代表でも長く主力として活躍した。

2015年にアトレティコを離れてインテルへ移籍し、2019年には同じグループの江蘇蘇寧へ。ただクラブが解散してしまったため、古巣のサンパウロに戻っている。

DF:ジウ

当時の所属:コリンチャンス

ブラジル代表記録:11試合0ゴール

この2014年に27歳で初めてブラジル代表に名を連ねたディフェンダー。フランスリーグであまり活躍できなかったあとで帰国し、コリンチャンスで再ブレイクしたことでドゥンガ監督に見出されている。

2016年には中国の山東魯能へと移籍しているが、2019年に再び帰国。34歳になった現在も古巣コリンチャンスで主力としてプレーし続けているが、代表には2017年以来選ばれていない。

DF:フィリペ・ルイス

当時の所属:チェルシー

ブラジル代表記録:44試合2ゴール

現在:フラメンゴ

アトレティコ・マドリーでの活躍が印象的だった左サイドバック。ただこの2014年は夏にチェルシーへと移籍しており、プレミアでなかなか力を発揮できずに苦しんでいた。イングランドでのキャリアはわずか1年で終わり、2015年にはアトレティコへ戻っている。

ブラジル代表でも貴重な左サイドバックとして長くポジションを確保し、2019年のコパ・アメリカまでプレーしていた。現在は母国の名門フラメンゴに所属している。

MF:ルイス・グスタヴォ

当時の所属:ヴォルフスブルク

ブラジル代表記録:32試合2ゴール

現在:フェネルバフチェ

ドイツでブレイクを果たしたブラジルの名アンカー。バイエルン・ミュンヘン時代よりも2013年から所属したヴォルフスブルクでの活躍が印象的で、激しいプレーから4年で8回もの退場を喫したことでも有名。

ブラジル代表では2011年にデビューし、2013年のコンフェデレーションズカップでメンバー入り。この試合の前のワールドカップにも参加していたが、累積警告のために出場停止の状況だった。現在はトルコのフェネルバフチェでプレーしている。

MF:エリアス

当時の所属:コリンチャンス

ブラジル代表記録:35試合0ゴール

現在:無所属

アトレティコ・マドリーやスポルティング・リスボンにも所属していたが、主にブラジル国内で活躍したセントラルMF。コリンチャンスやアトレチコ・ミネイロで長くプレーした。

ブラジル代表では2010年のイラン戦でデビューし、その後2011年のコパ・アメリカにも参加。この試合の数ヶ月前に行われたワールドカップではメンバーから外れている。

MF:ウィリアン

当時の所属:チェルシー

ブラジル代表記録:70試合9ゴール

現在:コリンチャンス

若くして移籍したシャフタール・ドネツクでブレイクし、アンジ・マハチカラを経てチェルシーに加入。プレミアリーグでさらに評価を高め、この2014年頃からブラジル代表の主力として起用されるようになった。

2020年にアーセナルへと移籍したものの全く活躍できず、昨年古巣でもあるコリンチャンスへ復帰。ただ怪我に悩まされていることからなかなか往年のパフォーマンスを見せられていないようだ。

MF:オスカル

当時の所属:チェルシー

ブラジル代表記録:48試合12ゴール

現在:上海海港

「NEXTカカ」と評価されたオスカル。2012年に20歳でチェルシーへと移籍し、中心的なアタッカーの一人に成長していた。この試合の前に行われたワールドカップでは大会ベストイレブンに選ばれる活躍を見せている。

そんな選手が2017年に突如中国への移籍を発表したことはサッカー界を震撼させたといえる。現在も上海海港でプレーを続けているが、ブラジル代表からは離れてしまった。

FW:ジエゴ・タルデッリ

当時の所属:アトレチコ・ミネイロ

ブラジル代表記録:14試合3ゴール

現在:無所属

欧州では成功を収められなかったものの、ブラジル国内や中国超級リーグで活躍したことで知られているストライカー。代表では2009年にデビューしており、この試合の直前に行われた南米スーペルクラシコでアルゼンチンを相手に2ゴールを決めるなど好調であった。

昨年はアトレチコ・ミネイロを離れてサントスに加入したが、あまり活躍しないまま4ヶ月で退団。それ以降は所属クラブがない状況が続いている。

FW:ネイマール

当時の所属:バルセロナ

ブラジル代表記録:116試合70ゴール

現在:PSG

日本代表の天敵であるネイマール。この試合ではなんと怒涛の4ゴールを決めて我々を恐怖に陥れた。当時はバルセロナ加入から2年目で、メッシらと共に強烈な3トップを組んでいたころだった。

【写真】「10年前に日本代表と対戦したブラジル代表イレブン」覚えてる?

2017年にパリ・サンジェルマンへと移籍した後はやや継続的な怪我に苦しめられており、毎年のように離脱を経験。出場すれば結果を残すものの、その稼働率が問題になっている。

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