足立区×コンビニ 人気給食「えびクリームライス」が限定商品に

東京・足立区と大手コンビニエンスストアチェーンがコラボレーションして、限定商品の販売が始まりました。発売開始早々“地元の定番の味”を求めて多くの客が訪れていて、人気となっています。

足立区内にあるセブン-イレブンのお弁当販売コーナーに続々と訪れる人たちが両手やかごいっぱいに買い求めているのは、発売されたばかりの「えびクリームライス」です。これは「日本一おいしい給食」を目指す足立区で長年にわたって愛されている区独自の給食メニューで、カルシウムたっぷりの牛乳を使い、エビのうまみも味わえるクリームをキャロットライスにかけた一品です。コンビ二に買いに来た客の中には「足立区役所の展望レストランでは人気があって、いつも食べられない。この話を聞いて、絶対買いに行かなくては、と思っていた」と話す人もいました。

今回、セブン-イレブンが足立区と協力して開発し、限定商品として再現された「えびクリームライス」は、SNSでも「懐かしい。これ一番人気だった」「めっちゃうまい。給食の思い出がよみがえった」「これ大好きだったからうれしいな。懐かし過ぎ」など、喜びの声が聞かれました。

コラボ商品発売のきっかけは、足立区とセブン-イレブン・ジャパンが結んでいる地域活性化に向けた連携協定です。「えびクリームライス」の他にも、野菜を積極的に食べることを推進する足立区の取り組み「ベジタベライフ」に関連した「こまツナサラダ」も発売されています。

発売初日となった6月1日には足立区の近藤弥生区長が視察に駆け付け「すごい!商品棚全部が『えびクリームライス』。普段あんまりこういうことってないですよね。お客様が『私も、私も』と買ってくれて、ちょっとほっとしている。ぜひこの2品を通じてそれぞれ家庭で和気あいあいと食を楽しんでいただき、食育月間の6月を実りあるものにしてほしい」と語りました。

地域の人たちの健康増進や「食育」の普及も期待される2つの商品は、足立区内のセブン-イレブン全店舗と隣接する荒川区の一部店舗、合わせておよそ180店舗で6月いっぱい販売される予定です。

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