新見のキャビアを「父の日」に JR西、8日からサイトで特集

オンラインショップのサイトに掲載する写真を撮影する学生

 西日本の名産品などを販売するオンラインショップ「ディスカバーウエストモール」を運営するJR西日本(大阪市)は、8日から同ショップのサイトに掲載する“父の日(19日)のプレゼント特集”で、新見市特産のキャビアを紹介する。

 キャビアは、同市内でチョウザメを養殖するMSファーム(同市唐松)が生産している。紹介するのは、本来の味が楽しめるように塩分を抑えた「フレッシュキャビア」(15グラム)と、ペースト状のキャビアを北海道産の最高級バターに練り込んだ「キャビアバター」(10グラム)、チョウザメの身のスモーク(50グラム×2)のセットで、価格は1万8千円。キャビアバターの単品(5400円)も扱う。

 特集は「娘目線のプレゼント」をコンセプトにしており、JR西の依頼を受けた神戸松蔭女子学院大(神戸市)の学生3人が5月下旬にMSファームを訪問。スタッフに養殖の仕方を聞き、キャビアを試食した。合間には花などの小道具を添えて商品を撮影し、8日に記事と写真を掲載する。

 新見市でキャビアが生産されていることを初めて知った同大4年生(21)は、「味は濃厚で口の中でとろけた。このおいしさをしっかりと伝えたい」と話していた。

 JR西のオンラインショップは、名産の紹介を通じて新型コロナウイルス禍で落ち込む旅行需要の喚起や地域の振興を図ることを目的に、今年3月に開設された。

フレッシュキャビアとキャビアバター、スモークのセット
チョウザメの養殖場を見学する学生ら

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