大みそかの放火事件、逮捕の少年を少年院に送致 同居の姉が死亡 那覇家裁

 那覇市安謝のアパートで昨年12月31日、自室に火を付けたとして、当時高校1年だった少年が現住建造物等放火の疑いで逮捕された事件で、那覇家裁(高橋良徳裁判官)は6月2日までに少年を第3種(医療)少年院に送致する保護処分を決定した。5月16日付。

 家裁は「今回の事案については、非公開とすると判断した」とし、決定理由などを明らかにしていない。少年院法は、心身に著しい障がいがある少年を第3種少年院に収容すると規定している。

 火災は昨年12月31日早朝に発生し、同居していた少年の姉=当時(21)=が死亡した。少年は、アパートの一室でガスコンロを使って放火したとして逮捕された。那覇地検はことし4月、少年を那覇家裁に送致していた。

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