ノババックス製ワクチン 道ノ尾病院に接種センター設置 長崎県

 長崎県は2日、新たに接種が可能になった米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種センターを道ノ尾病院(長崎市虹が丘町)に設置すると発表した。3日から予約受け付けを開始、7月8日から接種を始める。
 対象は接種券が手元にある県内在住の18歳以上。1、2回目と、3回目の追加接種ができる。県によると▽英アストラゼネカ製ワクチンの2回目接種完了から6カ月以上経過した人▽アレルギーなどで米ファイザーやモデルナ製のメッセンジャーRNAワクチンを接種できない人-などを想定しているという。
 初回分として国から県に200回分が提供される。技術提供を受けた武田薬品工業が国内で製造。これまでに承認されたものとは仕組みが異なる「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれる。
 予約、問い合わせは同病院(電095.856.1111)。受付時間は月-金曜は午前9時~11時半、午後1時半~4時半、土曜は午前9時~11時半。


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