東京経済大学ニュース Vol.25

2022年6月3日

東京経済大学ニュース Vol.25

東京経済大学 公式サイト:https://www.tku.ac.jp/

特集① 2022年度 専任教員一覧

多彩な分野で活躍する本学の専任教員をご紹介

2022年度現在、在籍している専任教員を紹介します。本学には経済学部、経営学部、コミュニケーション学部、現代法学部の4学部のほか、全学の教養教育を担当する全学共通教育センターが設置されており、優秀な研究成果を残している教員が多数在籍しています。なお、教員の詳細な経歴および研究内容につきましては、本学公式サイト(https://www.tku.ac.jp/department/teacher/)をご覧ください。取材等の問い合わせは広報課(pr@s.tku.ac.jp)までご連絡ください。

※教員は職名、氏名(アルファベット)順に記載しています。

特集② 21世紀の「多摩学」のすすめ 特別企画講義を開講 『新・多摩学のすすめ <郊外>の再興』(けやき出版)も好評発売中

東京経済大学では、2022年度第1期の特別企画講義として、「21世紀の「多摩学」のすすめ」を開講しています。大学所在地である多摩地域について、1980年代から「多摩学」という観点で学術的な研究を進めてきた本学。多摩地域は、戦後の高度経済成長期に都市拡大の波を受けてベッドタウンとして急ピッチで開拓されて以降、今日では工業・企業の撤退や、大学群の都心回帰行動などによって高齢化・空き家問題等が深刻化するようになり、人口減少も現実問題となっています。しかし、現時点でも人口約420万人を抱える多摩地域は、全国的にも極めて巨大な「郊外」という特殊性を持っており、人口構造や産業構造、都市構造の変化に伴って歴史的変動期を迎えています。

本特別企画講義では、本学が立地する多摩地域の将来をどのように捉えられるかについて、歴年の研究成果を踏まえて、環境、行財政、金融、交通、福祉、都市問題等の観点から考察を深めます。受講対象を本学在学生としていますが、本講義の教科書として、多摩地域に関する研究成果を集約した『新・多摩学のすすめ <郊外>の再興』(けやき出版)を2021年11月4日に出版しています。ユニークな「郊外」である多摩地域の「これまで」と「これから」について幅広い理解の一助となる本書籍をぜひご高覧ください。

『新・多摩学のすすめ <郊外>の再興』

東京経済大学「21世紀の多摩学」研究会尾崎寛直・李海訓 (編)

けやき出版

本体2,500円

A5判 302P

書店などでお求めいただけます。

東経大インフォメーション

Information 1

2021年度「TKU進一層賞」を表彰。学生のチャレンジを支援

資格取得、文筆活動、課外活動、学外活動を積極的に行う学生の成長を後押し

東京経済大学は、2021年度「TKU進一層賞」表彰式を大倉喜八郎 進一層館ホールで開催しました。本学の建学の理念である「進一層(しんいっそう)」を冠したこの賞は、困難な時こそ一歩前へ出てチャレンジする学生を表彰する制度で、「学芸部門」、「資格取得部門」、「課外活動部門」、「ゼミ学外活動部門」の4分野があります。

Information

「大学生まちづくりコンテスト2021」で青木ゼミ生が優秀賞を受賞

地域の魅力をありのままに観光資源とするニューノーマルな観光プランを提案

観光を通じて地域を活性化させるまちづくりを大学生が考えて競い合う、「大学生観光まちづくりコンテスト2021」において、青木亮経営学部教授のゼミ生のチームがニューノーマルステージ(対象地域は日本国内、テーマは「ニューノーマル時代に対応する観光まちづくり」)の本選に出場し、優秀賞を受賞しました。

ゼミ生チームは、神奈川県真鶴町の観光まちづくりプランを策定。町内に設置されているさまざまな看板を真鶴の観光資源である本小松石に置き換えて統一することで、観光名所を目的とした従来の観光から、町のそのままの暮らしを観光資源にすることを提案しました。地元の方に改めて地元の魅力を認識してもらうことで、今以上に真鶴町を好きになってもらえるように企画しました。

優秀賞を受賞した青木ゼミの学生チーム

優秀賞を受賞したチームのリーダーを務めた学生(経済 3 年)は、「町についてインターネット等で調べていた内容だけでなく、実際にフィールドワークや町の人へのヒアリングを行い、深い知見が得られたからこそ、充実した観光プランを策定できたと考えています。」と感想を語りました。

Information 3

生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr (オイテル)」を設置

ジェンダーギャップと生理の貧困解消にむけて

東京経済大学は、生理用ナプキン無料提供サービス「OiTr(オイテル)」の機器を国分寺キャンパス内の7カ所に設置しました。OiTr(オイテル)は、専用アプリを入れたスマートフォンをディスペンサーにかざすと、生理用ナプキンが出てくるというもので、近年、ショッピングモールや企業、学校、公共施設などの個室トイレへの設置が進んでいます。

本学5号館に設置されたOiTr(オイテル)機器

本学では 2021 年 10 月~ 12 月の間、コロナ禍で困窮する女女子学生を支援する目的で、教職員等の有志が中心となり生理用品の配付 3 回の実施、のべ 443 名の女子学生に届けることができました。コロナ禍に限らず女子学生には常に「生理に伴う経済的・身体的困難」が存在します。そこに寄り添う継続的な支援として、 22 年 3 月、オイテルを国分寺キャンパス内女子トイレと多目的トイレに計 7 カ所導入しました。

本学は2021年4月に SDGs宣言を掲げており、このサービスは、SDGsの 1 番(貧困をなくそう)、3 番(すべての人に健康と福祉を)、5 番(ジェンダー平等を実現しよう)に対応する取り組みのひとつです。

Information 4

非接触で給水が可能なウォータークーラーを設置

SDGsに関心を持つきっかけに

東京経済大学は、非接触型カウンター式ウォータークーラーを国分寺キャンパス内の2カ所に設置しました。この機器は、非接触でボトルに冷水を注ぐことができるほか、使用した水量をベースに、500mlペットボトルを何本分削減することができたのかが表示されます。

本学6 号館に設置された非接触型ウォータークーラー

このサービスは、 SDGsの13番(気候変動に具体的な対策を)、14 番(海の豊かさを守ろう)、15 番(陸の豊かさも守ろう)に対応する取り組みに繋がるとともに、非接触で新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から有効と考えられています。提供会社によると、ペットボトル 1 本をリサイクルすると 239g の CO2 が排出されるといい、マイボトルの利用を促進することで本学の CO2 排出量を削減するとともに、学生が主体的に考え、SDGsに関心を持ち行動を起こすきっかけとなることを期待しています。

Information

国分寺学派によるSDGsシンポジウムシリーズの観察・学習会を開催

「足もとを覗いてみよう! 国分寺の自然とSDGs」がテーマ

東京経済大学は、大学のSDGs活動の一環として、小学5年生から中学生を対象として「足もとを覗いてみよう!国分寺の自然とSDGs~武蔵野の自然から海と陸の豊かさを考える」と題した観察・学習会を2022年4月29日に行いました。

大久保奈弥全学共通教育センター教授が進行役を務め、参加者は大学が用意した1枚のワークシートを手に国分寺キャンパスにある新次郎池周辺の森を約40分探索。スマホ顕微鏡で植物や昆虫などの撮影や持参したシャーレに捕獲などを行いました。学習会では大久保教授が、国分寺湧水の海への出方と、私たちの日々の生活が環境に及ぼす影響等について解説を行いました。

この観察・学習会の様子は本学公式サイトでご覧いただくことができます。これからの時代の新しい地域主義のあり方を考え抜く「国分寺学派」を標榜する本学は、地域に住む人々とのつながりから生まれる柔軟な発想をもとにして、持続可能な社会実現に向けたさまざまな情報発信を行っていきたいと考えています。

観察・学習会の様子を動画で配信中!

URL https://youtu.be/fGpNI81cXA8

Information

創立者・大倉喜八郎の想いを現代に受け継ぐ広告シリーズを開始

大学公式サイトでは企画と連動した特設ページを公開

JR中央線快速電車に「その時、大倉喜八郎は動いた!」と題した車内窓上広告シリーズを2022年3月から展開しています。本広告シリーズは、本学の前身である大倉商業学校を創立した大倉喜八郎の人物像に迫り、大倉翁の想いを受け継ぐ本学の教育システムについて、2022年度内に全5回にわたってご紹介する予定です。

大学公式サイトでは、広告企画と連動した特設ページを公開中!

第1回(2022年3月公開)

「その時、大倉喜八郎は 盟友・渋沢栄一らと動いた!」

大倉翁が、渋沢栄一らと共に大倉商業学校を創立するまでの想いに焦点を当てています

第2回(2022年5月公開)

「その時、大倉喜八郎は 自らの信念で動いた!」

大倉翁がビジネスにおいて大切にした「責任と信用」に焦点を当てています

広告企画と連動した特設ページは右記の二次元コードのほか、

以下URLからもご覧いただくことができます。

URL https://www.tku.ac.jp/spirit_of_kihachiro/index.html