ブルーノートに残したデビュー盤から50周年、“ジャズ・オルガンのレジェンド”ロニー・フォスターが36年ぶり新作リリース決定

Photo by Jen Rosenstein

ジャズ・オルガンのレジェンドであるロニー・フォスターが、ブルーノート・レコードからニュー・アルバム「Reboot」を7月15日にリリースすることが決定した。

フォスターが新作を発表するのは実に36年ぶり。ブルーノートから発売された1972年のデビュー盤であり名盤『Two Headed Freap』が50周年を迎えるタイミングでのリリースとなる。

また、先行シングル第1弾として、タイトル曲となる「Reboot」の配信がスタートした。

<動画:Ronnie Foster - Reboot (Audio)

本作はハリウッドのキャピトル・スタジオで録音された。フォスターは、過去へのオマージュを込めつつも新たな要素も積極的に採り入れ、ハモンド・オルガンのグルーヴを全方位的に作り上げている。先行配信曲の「Reboot」では、フォスターのオルガン、息子のクリス・フォスターのドラム、マイケル・オニールのギターをフィーチャーしたグルーヴィーなサウンドを楽しむことが出来る。

フォスターのソウルフルな演奏は、スティーヴィー・ワンダーの1976年の傑作『キー・オブ・ライフ』の「今はひとりぼっち」(原題:Summer Soft)やジョージ・ベンソンのベストセラー・アルバム『ブリージン』、あるいは彼の「Mystic Brew」をサンプリングしたア・トライブ・コールド・クエストのヒット曲「Electric Relaxation」などで世界中のリスナーに愛されている。

米ニューヨーク州バッファロー生まれである彼の名がブルーノートの共同創設者フランシス・ウルフの耳に初めて入ったのは、1970年に伝説のギター奏者グラント・グリーンの『Alive!』へサイドマンとして初めて参加した時だったとのこと。その数ヵ月後にウルフが他界した後、ロニーはジョージ・バトラーによって正式にブルーノートと契約し、ジミー・スミス、ラリー・ヤング、ドクター・ロニー・スミスなど、レーベルが紹介してきたハモンドB3オルガンの輝かしい系譜に続くアーティストとなった。

本作について、フォスターは「このアルバムは、私の兄弟、同郷の友でありヒーロー、世界最高のハモンドB3オルガン・プレイヤーの1人だったドクター・ロニー・スミスとの思い出に捧げます」と語っている。

■リリース情報

ロニー・フォスター AL『Reboot』

2022年7月15日リリース

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