5月の倒産は4件 沖縄県内、東商リサーチ

 東京商工リサーチ沖縄支店は1日、5月の県内企業整理倒産状況を発表した。倒産件数は前年同月比3件減の4件、負債総額は同91.2%減の1億2千万円だった。

 倒産したのはダイビングショップ経営の「ORIONDIVERS沖縄」(那覇市)、健康食品販売の「サン・ハーブス」(那覇市)など。4件全てが資本金500万円未満だった。

 同支店は「経済活動の緩和はあるが、住宅需要は停滞、観光需要も回復まではほど遠い。円安基調もあり、原材料や製品の高騰が相次いでいるため、体力の消耗戦となっている。コロナ対策の資金調達の返済時期が重なると、信金繰りに窮屈さが増し、経営を圧迫する企業が増加する懸念がある」と分析している。

(玉城江梨子)

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