遊び場たっぷり「多世代型ウエルネス広場」6月5日オープン 子どもの年齢や体に合わせゾーン分け 敦賀市総合運動公園

乳幼児と親を対象にした「すくすくゾーン」
つり橋や人気遊具ふわふわドームが配置された児童向け「のびのびゾーン」=福井県の敦賀市総合運動公園

 福井県敦賀市総合運動公園の「ちびっこ広場」が「多世代型ウエルネス広場」にリニューアルされた。乳幼児や児童向けなど対象年齢に応じてゾーン分けし、親子連れからお年寄りまでが楽しみながら健康づくりできる広場に生まれ変わった。6月5日にオープンする。

 広場は約1万平方メートルで1988年供用開始。老朽化した大型複合遊具などの更新に合わせ、昨年10月に改修に着手した。総事業費は1億5100万円。

 0~3歳の乳幼児向け「すくすくゾーン」は子どもの体に合わせた小さめの遊具を配置。周囲には囲いもあり、死角が少なく大人が全体を見渡せるデザインにして動き回る子どもたちを見守れるよう配慮した。親同士で子育ての意見交換の場として利用することも想定している。

 既存の砂場に遊具を配置した「わくわくゾーン」は3~6歳の幼児向け。滑り台の複合遊具やシーソー、ボルダリングなどチャレンジを促して筋力強化につながる遊びの場となっている。犬や馬、魚、亀などの生き物のデザインで子どもの好奇心を刺激する。

 「のびのびゾーン」は6~12歳の児童が対象。目玉は、つり橋「ドキドキ橋」と高さ7.5メートルのツインタワーからなる複合遊具で、ネットを登ったり、浮遊感を味わえるつり橋を渡ったりして“冒険”を楽しめる。トランポリン「ふわふわドーム」も備える。

⇒【写真】人気のふわふわドームがある「のびのびゾーン」

 親子でチャレンジゾーンにはうんていや鉄棒に加え、立ち幅跳びの世界記録3メートル73に挑戦できるエリアもある。ウオーキングを楽しんでもらう園路には「けんけんぱ」マークを設置した。

 渕上隆信市長は「親子だけでなく、おじいちゃんおばあちゃんも含めて利用してほしい。一緒に行ってもそれぞれの世代が楽しめる広場になれば」としている。オープン日の5日は運動公園開門に合わせて午前7時半から利用できる。ケータリングカーの出店や、体組成測定や野菜レシピを紹介する出張健康ステーションの設置(午前10時~午後2時)もある。入場料100円のローラー滑り台やちびっこゲレンデが無料開放される。

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