岡山県 新規感染者2週連続で減 全体として落ち着いた状況続く

 岡山県は3日、直近1週間(5月26日~6月1日)の新型コロナウイルス感染状況を発表した。新規感染者は2914人と2週連続で減少。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率がわずかに悪化したものの、全体として落ち着いた状況が続いている。

 県によると、1日当たりの新規感染者は1週間を通じて前週の同じ曜日を下回り、合計は前週(5月19~25日、4228人)より3割以上減少。高齢者施設などでのクラスター(感染者集団)の発生も23件と前週(32件)より少なかった。

 各種指標では、10万人当たり療養者数が182.9人(前週260.4人)、市中感染の広がりを示すPCR陽性率が32.7%(同37.5%)といずれも改善。一方、病床使用率は18.1%と前週より1.0ポイント悪化しており、全体のレベル判断は医療への負荷が生じ始める「レベル2」を維持する。

 県新型コロナウイルス感染症対策室は「ワクチンの接種をさらに推進し、社会経済活動とのバランスを保ちながら感染を抑え込みたい」としている。

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