バレー五輪メダリスト招き教室 B&G海洋センターが改修完了

生徒にレシーブの技術を実演して見せる江畑さん

 岡山県奈義町教委は5月29日、町B&G海洋センター体育館(柿)の改修工事の完了を記念し、バレーボール教室と式典を開いた。五輪メダリストからの丁寧な指導に、児童生徒たちは目を輝かせながら学んでいた。

 教室は、バレーボール女子の元日本代表で、2012年ロンドン五輪銅メダリストの江畑幸子さん(32)が講師を担当。町スポーツ少年団バレーボール教室と奈義中のバレー部から女子計22人が参加した。

 スパイク練習では「打つときに利き手ではない方の手もしっかり上げて」、サーブは「本番を想定し、緊張感を高く持って」とアドバイス。トスやレシーブの練習もあり、子どもたちは楽しみながら取り組んだ。

 バレー部主将の3年安藤優和さん(14)は「スパイクの打ち方や練習に取り組む姿勢など勉強になることばかりで貴重な体験だった」と喜んでいた。

 記念式典では、奥正親町長や公益財団法人B&G財団(東京)の古山透常務理事、江畑さんら約20人が出席し、テープカットを行った。

 体育館は町総合運動公園内にあり、改修は建物の老朽化を踏まえ、昨年7月に着工。屋根の防水シートの張り替えや、外壁の塗装、スロープやベビーシートを備えた多機能トイレの新設などを行い、今年2月末に工事を終えた。事業費3960万円のうち1180万円は財団が助成した。

テープカットで改修の完了を祝った記念式典

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