東進、旧帝大の総合型選抜・学校推薦型選抜に特化した新講座を開講

東進ハイスクール・東進衛星予備校を運営する株式会社ナガセは、2022年5月25日、旧帝国大学の総合型選抜・学校推薦型選抜の対策に特化した新講座『旧帝大総合型選抜・推薦入試対策講座』を新規開講した。全国の東進ハイスクール・東進衛星予備校で受講できる。

新講座を開設した背景には、総合型選抜・学校推薦型選抜(旧名称:AO・推薦入試)が、私立大学のみならず国公立大学でも広がっていることがある。現在、全国の国公立大学の約58%が総合型選抜を、約97%が学校推薦型選抜を実施。2022年の国公立大学における総合型選抜の実施は102大学335学部にのぼり、特に学部の数が増えている。国立大学の募集人員を見ると、一般選抜の後期日程が過去3年で1,215名減少し、総合型選抜は1,672名増加。一般選抜の減少分が総合型選抜に割り振られているといえる。

今後も、大学入試改革で「学力の3要素をバランスよく評価する」よう打ち出されていることから、総合型選抜を実施する国公立大学や「総合型選抜・学校推薦型選抜と一般選抜を併願する」という受験スタイルが増えていくことが予想される。特に国公立大学の総合型選抜・学校推薦型選抜では「大学入学共通テスト」を課す大学が多いため、一般選抜のために共通テスト対策を行ってきた人が併願することで合格のチャンスを増やすことが可能。また、総合型選抜・学校推薦型選抜は現役生のみを対象とする大学も多いことから、現役合格を目指すうえで積極的に活用したい選抜といえる。

新講座『旧帝大総合型選抜・推薦入試対策講座』は、旧帝大に特化して設計した90分×15回の授業と添削指導5回で合格に必要な情報を厳選して指導する。一般的な大学と旧帝大では合格の決め手となるものが異なる。旧帝大合格者の志望理由書や面接事例を通して、旧帝大の推薦入試で評価されるポイントといった基本事項から、伝わる文章の構成のポイント・アカデミックな入試で求められる科学的思考まで解説する。受講料は税込で7万7000円。

参考:【株式会社ナガセ】旧帝大 総合型選抜・推薦入試対策講座が新規開講(PDF)

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