白井光浩&清水宏次朗 ビーバップ出演者が再共演 「ビーバップのおっさん」プレミア上映

映画「ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎哀歌」で、”城東工業のテル”こと藤本輝男を演じた白井光浩と、主人公の加藤浩志を演じた清水宏次朗が、「ビーバップのおっさん」で再共演を果たす。7月24日に渋谷ユーロライブでプレミア上映される。白井光浩は、けんかっ早い藤元輝(テル)を、清水宏次朗が女にモテる愛徳浩(ヒロシ)役を務める。

元請け会社の理不尽な要求に耐えながら、亡き父の家業の小さな町工場を営むテル。元請け会社でのトラブルをきっかけに経営する町工場を閉めることになり、テルの妻も子供を連れて出て行ってしまう。生きがいもなくひとり日雇い仕事を続けるテルは、ある日、久しぶりにヒロシと再会する。むかしと変わらない無邪気なヒロシは、あちらこちらを巡りながらトラブルを解決する「トラブル解決屋」を営んでおり、テルを相棒に誘うのだった。とある町に着いたテルとヒロシは、助けを呼ぶ声を聞きつける。そこには、助けを呼ぶ男性と、周囲には若いチンピラとヤクザがいた。

白井光浩と清水宏次朗のほか、「3年B組金八先生」で”腐ったミカン”こと不良生徒・加藤優を演じた直江喜一、映画「湘南爆走族」でモヒカンの丸川角児役を演じた村澤寿彦や、杉浦幸、脇知弘、永山たかし、園田あいか、杉本愛里、岩田まあり、古今亭志ん輔、小沢和義が出演。脚本は、本作が映画脚本デビューとなる落語作家の今井ようじ、監督は旭正嗣が務めている。

7月24日のプレミア上映では、白井光浩、清水宏次朗らが出演するトークライブも行われる。詳細は公式SNS(Twitter、Facebook)で確認できる。

主演を務める白井光浩のコメントも公開された。公開されたコメントは以下の通り。

【主演・白井光浩コメント】
ビーバップ城東のテル…1986年本編公開から36年…今だに、私が演じたこのキャラクターが、その世代の方々をはじめ、多くの方々の心に、印象に残して頂いている事に感謝しております。

なぜそこまで?先ずは、脚本に描かれている「城東のテル」の存在でしょうか…やっている事は非常に極悪なんだけれども、中学の同級生である主人公のトオル、高校の同級生である番長トシミツらに、頑張っても勝てない哀しみを抱え、それでも自分の居場所、存在感を見出す為に躍起になっている姿、どことなく憎めないキャラクターを描いていたところだと思います。

また、よく言われているのが独特の台詞回し、仕草、表情などが、それまでには無かった不良学生像を打ち出していたところでしょうか…演じた私自身は、決して面白可笑しく、ウケを狙って演じた訳ではなく、デビュー作ながらも脚本を読み込み、読み解く中で、自然とたどり着いた台詞の言い回しであったり、表情や雰囲気でありました。撮影現場には、それが正解なのか、不正解なのかも分からず、他の芝居表現の可能性も一切持たずに撮影に挑みましたが、那須監督からのOKが出たので、OKなんだな位に思っておりました。その後、演じた「城東のテル」がビーバップファンの方々からこんなにもウケるキャラクターになるとは、その時は思いもしませんでした。
役者として一つでも代表作、はまり役に出逢えた事を幸せに思っております。

私自身、あれから36年…「城東のテル」と共に生きてきました。
そんな中、今回私を主演に、おっさんのテルを主人公に映画を製作したいとの御依頼を頂き、素直に嬉しい気持ちで一杯でした。
本家「ビー・バップ・ハイスクール」与太郎シリーズに、十二分に敬意を払ったオマージュ作品になると…
清水宏次朗さんは、近年病を患い芸能活動を休止していらっしゃいましたが、近年、私が再会しお付き合いをさせていく中で少しずつ回復なさっていらっしゃいました。
私自身、「清水宏次朗」のファンでありましたので、必ず復活してスクリーンやステージでファンを魅了する姿をこの目でまた見られるよう応援し、何かあれば協力しようと思っておりました。出演を打診した際には、二つ返事で承諾して頂き、W主演が決定し強力なバディが誕生しました。
実際の撮影現場では、豊富な経験を持つ宏次朗さんが私に合わせて下さり、良いコミュニケーション、コンビネーションを築くことができ、映像に反映させることが出来ました。

スタッフさんや、清水宏次朗さんをはじめ共演者の皆様が上手いこと私を神輿に担いで下さって完成した当作品…
おっさんテル&ヒロシに乞うご期待!!奮えて待て!!

【作品情報】
ビーバップのおっさん
7月24日(日)渋谷ユーロライブにてプレミア上映
以降、全国順次上映&イベント開催予定
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