武装強盗に狙われたCL決勝…総合格闘家が「人生で一番怖かった」と震える

スタッド・ドゥ・フランスで行われたレアル・マドリー対リヴァプールのUEFAチャンピオンズリーグ決勝。スタジアム入場をめぐるトラブルでキックオフが30分以上も遅れることになった。

観戦に訪れたリヴァプール市長は試合前の混乱のなかでスリに貴重品を全て盗み取られたほか、試合後にはサポーターを狙ったギャング集団が待ち構えていたとされている。

リヴァプールファンであるUFCファイターのパッディ・ピンブレットはスタジアムから出た後に身も凍る恐怖を味わったようだ。『RMC Sport』のインタビューでこう述べている。

パッディ・ピンブレット(UFCファイター)

「スタジアムから出ると30人ぐらいの集団が走り回っていた。

ナタやナイフ、鉄パイプ、バットなどの武器を手にしてね…。

その場から逃げ出すので精一杯だった。地面に倒れて、腕時計などを盗まれた人もいたよ。バッグをひったくられた人もね。

やつらはバッグの紐を切って持ち去っていく。

ホラー映画の『アメリカン・ナイトメア』みたいだった。

自分は地下鉄には乗らなかったけれど、乗らなくて幸いだったよ。

乗った人達はスリに遭ったり、携帯電話を盗まれたり、襲われたり、ナイフを突きつけられたと言っていたからね」

彼は「(総合格闘技を戦う)ケージでは少なくとも1vs1」であり、「人生でこれほど怖かったことはない」と話していたそう。

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スリ被害を受けたリヴァプール市長は地元警官から「パリへ、ようこそ」と言われたというが、元フランス代表FWティエリ・アンリは「サンドニはパリではない」という話もしている。

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