井笠地域でホタル飛び交う 例年に比べ数が多い場所も

矢掛町宇内、星田川のホタル=1日午後8時50分ごろ(F3.5、ISO1000、露光時間5分)

 初夏の夜を彩るホタルが飛び交う季節がやってきた。井笠地域の名所でも“光のショー”が繰り広げられ、幻想的な景色が広がる。主なスポットを紹介する。

宇内ホタル公園周辺の星田川(矢掛町宇内)

 町役場から北西へ約4キロ。「宇内ホタルを守り育てる会」が保護や養殖を続ける。同会によると、今年は例年に比べホタルの数が多いという。今月中旬までがピークだが、月末までは舞う姿を見ることができる。

雄神川周辺(井原市西江原町)

 井原線井原駅から北東約4.5キロ付近で5月中旬から飛び始めた。地元の「雄神川流域の自然と環境を守る会」によると、見頃は12日ごろまで。午後7時半ごろから観察できる。恒例の観察会は、新型コロナウイルス感染防止に配慮し、中止を決めた。

竹川周辺(浅口市金光町上竹)

 同川流域がゲンジボタル生息地として市天然記念物に指定されている。市金光総合支所から北東へ約2キロで、ホタルが描かれた防犯灯が目印。保護活動に取り組む住民グループ「上竹ホタルを守る会」によると、12日ごろまで楽しめる見込み。

井原市西江原町、雄神川を舞うホタル=5月31日午後8時ごろ(8秒露光の90枚を合成)
浅口市金光町上竹、竹川周辺で乱舞するホタル=5月31日午後8時20分ごろ(8秒露光の106枚を合成)

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