「最高な形で受賞」と喜び 最優秀ヘッドコーチ賞にブレックスの安斎監督 Bリーグアワード

最優秀ヘッドコーチ賞を受賞したブレックス安斎監督(右)と年間優勝クラブ表彰を受けた田臥主将

 プロバスケットボールBリーグの年間表彰式「Bリーグアワードショー2021-22」は3日、オンラインで行われ、宇都宮ブレックスの安斎竜三(あんざいりゅうぞう)監督が最優秀ヘッドコーチ賞を初めて受賞した。監督就任5年目の今季はチームを5季ぶり2度目のチャンピオンシップ(CS)制覇に導き、自身としても初のタイトルを獲得した充実のシーズン。「最高な雰囲気の中で最高な賞を最高な形でいただけました」と喜びを語った。

 ブレックスはB1年間優勝クラブとしても表彰され、安斎監督は田臥勇太(たぶせゆうた)主将とともに登壇した。Bリーグの島田慎二(しまだしんじ)チェアマンから記念トロフィーを受け取ると満面の笑みを浮かべた。

 選手時代も含めブレックス在籍15年目の安斎監督は、アシスタントコーチを経て17-18年シーズンからチームを指揮する。「アウェーにも多くのファンに足を運んでもらったことで最後まで戦い切れた」と今季を振り返り、「『BREX NATION』のおかげで(賞を)受賞できた。ありがとうざいました」とチームを取り巻く全ての人への感謝を口にした。

 また、レギュラーシーズン最優秀選手賞(MVP)は藤井祐真(ふじいゆうま)(川崎)が初受賞した。

 ベスト5は3季連続受賞となった藤井のほか、富樫勇樹(とがしゆうき)(千葉J)が6季連続、ファジーカス・ニック(川崎)が2季連続で選ばれ、安藤誓哉(あんどうせいや)(島根)とドウェイン・エバンス(琉球)が初めて選出された。藤井はベストディフェンダー賞も3季連続の受賞となった。

 新人賞には23歳の西田優大(にしだゆうだい)(三河)が選ばれた。

 

Bリーグの島田チェアマン(左)から記念トロフィーを受け取るブレックス安斎監督(右)

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