ノババックス製コロナワクチンの福井県内接種開始…「副反応少ないと聞いて」初日は予約枠埋まる80人

米ノババックス製ワクチンの接種を受ける男性=6月4日、福井県福井市のエルパプラス

 米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンの接種が6月4日、福井県内で初めて、福井市大和田2丁目のエルパプラスの県集団接種会場で行われた。これまでのワクチンより、副反応やアレルギーが少ないとされ、初日の予約枠は埋まり、10~90代の80人が接種を受けた。

 国内で使える4種類目の新型コロナワクチン。これまでの3種類とは仕組みが異なり、武田薬品工業が国内で製造している。

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 この日接種した男性(22)は「副反応が少ないと聞いて、3回目の接種を受けに来た。(接種率が低い)若い人も接種してほしい」、同じく3回目の女性(27)は「1、2回目は副反応が長引いた。次は副反応がなければうれしい」と話していた。この日接種した80人の中には1回目の人もいた。

 今後の接種日程は18、25日。定員はともに150人で予約制。接種時間は午前9時~正午と午後2~4時。7月以降も実施する。予約サポートセンター=電話0776(20)0798で受け付ける。

 ノババックスのワクチンは、福井市と越前市の集団接種でも使われる予定。

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