株主優待を年300以上取得!個人投資家・ペリカンが明かす「本当は教えたくない」優待銘柄とは?

新型コロナウイルス感染症の再拡大や、ウクライナ情勢をめぐる資源価格の高騰等の影響により、電気代をはじめ物の値段が上がっていることを実感していることと思います。物価の上昇がどこで止まるのかが見えない中、我が家では生活防衛として「株主優待」を有効活用しており、昨今の物価上昇局面では財布にも心にも大きな癒しとなっています。

そこで、年間300以上の株主優待を取得する、自称株主優待マニアのペリカン( @Pelican_Blog )が、6月に権利を取得できる選りすぐり株主優待銘柄3選をご紹介したいと思います。


6月に権利が確定する銘柄数は?

6月は年間で5番目に株主優待の選択肢が多い月で、100銘柄以上から選択できます。

6月に権利が取得できる株主優待の代表銘柄として、すかいらーくホールディングス(3197)、日本マクドナルドホールディングス(2702)、カゴメ(2811)、江崎グリコ(2206)などが雑誌でもよく取り上げられますが、今回はあまり取り上げられないけれどオススメしたい、優待が豪華な銘柄を3つ紹介します。

STIフードホールディングス(2932)

意外と知られていませんが、STIフードHDの株主優待はとても良くて、教えたくないと思ってしまうほどです(笑)。

同社は、セブン-イレブンなどのコンビニエンスストア向け水産惣菜を製造している会社ということで、株主優待品も株主限定の缶詰などが年に2回ももらえます。さらに、配当利回りも3%近くあることもオススメしたい理由です。

【株価データ】

【株主優待内容】
Q. 株主優待は誰がもらえるの?
A. 毎年6月末日および12月末日、現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主に株主優待が提供されます。

Q. 株主優待の内容は?
A. 100株以上保有している株主に対して、一律に株主限定商品(3,000円相当)が贈呈されます(年2回)。下記は、2021年12月期の株主優待品です。

※画像:STIフードホールディングス公式サイトより引用

Q. 株主優待はいつ届くの?
A. 12月末日を基準日とする株主優待は3月下旬に発送予定、6月末日を基準日とする株主優待は8月中旬に発送予定となっています。

参考:STIフードホールディングス(2932)「株主優待制度について」

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、総合ディスカウントストアの「ドン・キホーテ」「MEGAドン・キホーテ」をメインに、総合スーパーでは「アピタ」「ピアゴ」「長崎屋」なども傘下におき運営している会社です。株主優待制度は2022年6月期より新設され、生活圏内に店舗があれば利用しやすい内容だと思います。

画像:筆者撮影

【株価データ】

【株主優待内容】
Q. 株主優待は誰がもらえるの?
A. 毎年6月末日および12月末日、現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主に株主優待が提供されます。

Q. 株主優待の内容は?
A. PPIHグループの電子マネー「majica」のポイント2,000ポイント分が贈呈されます。

※画像:「majica」公式サイトより引用

Q. 株主優待はいつ届くの?
A. 配当金の効力発生のタイミングである9月末(期末配当金)、3月下旬 (第2四半期配当金)に、配当金関係書類等に同封する形で、ポイントの取得方法が株主に届けられます。

参考:パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(7532)「株主優待制度について」

フジオフードグループ本社(2752)

フジオフードグループ本社は大衆定食店 「まいどおおきに食堂」や「串家物語」、「天麩羅 えびのや」「ピノキオ」「さち福や」などを全国チェーン展開している外食企業です。コロナもようやく終わりが見え始め、いよいよ経済が回りだすことを考えると外食企業も1つは押さえておきたいところ。近くに店舗が無くても、フジオフードのPB商品を選択できる点も魅力です。

【株価データ】

【株主優待内容】
Q. 株主優待は誰がもらえるの?
A. 毎年6月末日および12月末日、現在の株主名簿に記載または記録された1単元(100株)以上保有の株主に株主優待が提供されます。

Q. 株主優待の内容は?
A. (1)自社PB商品(コシヒカリなど)、(2)株主様優待食事券から選択できます。

※画像:100株以上3,000円相当の優待内容の案内を筆者撮影

Q. 株主優待はいつ届くの?
A. 6月末権利分は11月頃から順次発送、12月末権利分については4月頃から順次発送となります。

参考:フジオフードグループ本社(2752)「株主優待制度について」


選択した3銘柄のポイントは、どの会社も配当金と株主優待品相当額を足した利回りが3%以上あり、株主優待も年に2回頂ける銘柄となっています。なお、優待銘柄は権利確定直前の駆け込みや、権利落ち直後の売却も多く、権利月前後に大きく価格変動するケースがあります。前回の記事で買うタイミングも重要とお伝えしましたが、気になった銘柄があれば、6月の権利月を中心とした3月から7月付近の値動きの傾向を、過去のチャートで確認してみてはいかがでしょうか?

※本記事に掲載している情報は2022年5月末日時点のものです。
※株主優待の内容は変更される場合がありますので、必ず当該企業のホームページ等をご確認ください。
※本特集は個別の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。

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