コロナ乗り越え… ブライダル業界に新サービス続々

6月といえば「ジューンブライド」です。コロナ禍で大きな影響を受けたブライダル業界ですが、“ウィズコロナ”を踏まえたさまざまな新しいサービスが生まれているようです。

東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれた「ブライダル産業フェア」には100社以上が出展し、コロナ禍の逆境から生まれた新たなサービスが紹介されました。

挙式の様子をライブ配信するサービス「SanLet's(サンレッツ)」はオンラインで挙式に参列できるシステムで、お祝いのメッセージを届ける機能やご祝儀を送る機能、スタンプを押して自分の気持ちも共有することもでき、現地に行けなくてもオンラインで参列することができます。このサービスはコロナをきっかけに、離れたところにいる人も参加できるように生まれたということですが、職場の同僚や友人など、これまでより幅広い人が気軽に挙式に参列できるメリットもあります。

さらに結婚式の演出も進化しています。一見、純白のウエディングドレスに見えるドレスは、フラッシュを付けて写真を撮るとオーロラカラーに輝くウエディングドレスになります。これは光を当てると虹色に光る特別な反射材を使い、SNS映えする写真を撮ることができる技術です。また、ウエルカムボードに絵柄を浮かび上がらせる仕掛けを施すこともできます。

さまざまな進化を見せるブライダル業界──。新たな形の結婚式が、これからの新郎新婦たちに一生の思い出をプレゼントしてくれそうです。

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