西日本や東日本の太平洋側ではあす（月）にかけて局地的に非常に激しい雨が降り、大雨になる所がある見込み。土砂災害などに警戒が必要だ。
　また、あすは東日本や東北も広く雨となり、いったん天気が回復する西日本も、にわか雨や雷雨になる所がありそうだ。断続的に雨となる東日本や東北は気温もあまり上がらないため、服装選びにも気をつけたい。

太平洋側　あすにかけて非常に激しい雨も

　きょう（日）は低気圧が発達しながら近づいていて、西から雨雲が広がっている。午後2時現在、九州では雨脚の強まっている所もあり、あす（月）の朝にかけては西日本の太平洋側で非常に激しい雨の降る所がある見込み。
　今夜からは東海も広く雨となって、あすの午前中は激しく降る所がありそうだ。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要となる。沿岸部は風も強まりそうだ。

あす　東日本や東北は断続的に雨　気温差にも注意

　あす（月）は東日本や東北を中心に広く雨となり、関東や東北の太平洋側でも雨脚の強まる所がある見込み。夜にかけても断続的に雨が降り、傘が手放せない一日になりそうだ。
　また、西日本の雨は朝にはやむ所が多いものの、午後も不安定な天気が続く見込み。晴れ間が出てもにわか雨や雷雨になる所がありそうだ。
　また、東京や仙台は雨で朝から気温もあまり上がらず、4月並みの肌寒さとなる見通し。気温の変化が大きくなるため、服装選びや体調管理にも気をつけたい。

週の後半は西日本で暑さ戻る

　火曜日になると西日本の太平洋側を中心に晴れる所が多くなるが、東日本や東北は雨が降りやすく、週の後半にかけても湿った空気などの影響で雲が広がりやすくなりそうだ。オホーツク海の高気圧から冷たい空気が入るため、北日本の太平洋側を中心に気温が平年よりかなり低い所もある見込み。
　水曜日から金曜日は晴れる西日本や東海で25℃以上の夏日になる所が増えて、暑さが戻る見通し。ただ、土曜日と日曜日は再び梅雨前線が北上して、西日本や東日本で雨の所が多くなりそうだ。

（気象予報士・及川藍）