ソトは2本塁打とホームランキャッチ ナショナルズが点の取り合い制す


【ナショナルズ10-8レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

ナ・リーグの東部地区最下位対中部地区最下位の一戦。1回裏に2点を先制されたナショナルズは4回表に逆転すると、5回裏には5点を失いながら、7回以降に毎回得点で計7点を挙げて逆転した。点の取り合いになった試合で、フアン・ソトは2本の本塁打だけでなくホームランキャッチの美技でもチームを盛り立てた。ナショナルズの5番手カイル・フィネガンが2勝目(1敗)フィリーズ先発のザック・ウィーラーが6回6安打2失点で9三振2を奪い、エンゼルス先発のマイケル・ロレンゼンが3敗目(5勝)を喫している。

まず、ナショナルズが2点ビハインドの4回に反撃の狼煙を上げたのがソトだった。センターへのソロホームランでまずは1点を返すと、後続も続いてこの回だけで3点を奪い逆転。5回裏にはジョーダン・ウィームスが満塁弾を浴びて4点を追う展開になったが、7回表にソトの3ランで1点差に詰め寄る。続く8回表に同点に追いつくと、9回表に逆転して得点を2ケタに乗せた。

主役のソトは、バットだけでなくライトの守りでも魅せた。1回裏の一死一・二塁でレッズのジョーイ・ボットーが放った打球をフェンス際でジャンピングキャッチ。このプレーがなければ、初回の失点は2点ですまなかったかもしれない。序盤に大量失点となれば味方の士気にもかかわり、最終スコアも違う数字になっていたはずだ。(文●藤原彬)

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