「笑顔見られて最高」全12選手とファン歓喜 ブレックス優勝報告会

大勢のファンの前でトロフィーを掲げるブレックスの喜多川(中央)ら=宇都宮市清原体育館

 Bリーグ王座を奪還した宇都宮ブレックスの優勝報告会が5日、清原体育館で開かれ、選手たちは大きな応援の力を背に5季ぶりに勝ち取ったタイトルの歓喜をファンと共有した。

 チケット制で行われた報告会は約2300人のファンで満員に。立ち見もぐるりと客席を囲み、チームカラーの黄色で会場を染めた。

 全12選手と、安斎竜三(あんざいりゅうぞう)監督やアシスタントコーチ(AC)陣らスタッフが優勝記念Tシャツで登場した。決勝の出場がかなわなかった喜多川修平(きたがわしゅうへい)も復帰し、久しぶりの全員集合。チャンピオンシップ(CS)を振り返るトークショーも行われ、喜多川がマイクを握ると一段と大きな拍手が沸き起こった。

 CSでの裏話も披露されるなど、終始和やかなムード。最後は各選手、スタッフが一言ずつファンへ思いを伝え、田臥勇太(たぶせゆうた)主将は「皆さんの笑顔が見られて僕らも最高」とあらためて謝意を示した。佐々宜央(さっさのりお)ACの提案で安斎監督を胴上げするサプライズも会場を沸かせた。

 Bリーグ開幕時からのファンという栃木市平柳町1丁目、主婦簾内道子(すのうちみちこ)さん(49)は「選手たちの笑顔が何より。喜多川選手がトロフィーを抱いた時に胸が熱くなった」。宇都宮市簗瀬小5年の梶川颯太(かじかわそうた)君(10)は「すごく楽しい報告会で、感動もした。リバウンドや3点シュートで相手を圧倒して、来年も優勝してほしい」と目を輝かせていた。

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