稲垣吾郎、妻について”ある悩み”を持つフリーライター役で主演 今泉力哉監督・脚本「窓辺にて」公開決定

稲垣吾郎が主演し、今泉力哉が監督・脚本を務める映画「窓辺にて」が、11月より劇場公開されることが決まった。稲垣は、妻について”ある悩み”を持つフリーライターを演じる。

「窓辺にて」は、今泉力哉監督が「好きという感情そのもの」について深く掘り下げて描いたというラブストーリー。フリーライターの市川茂巳(稲垣吾郎)は、編集者である妻・紗衣が担当している売れっ子小説家と浮気していることを知っているが、それを妻には言えずにいた。また、浮気を知った時に自分の中に芽生えたある感情についても悩んでいた。ある日、とある文学賞の授賞式で出会った女子高生作家・久保留亜の受賞作「ラ・フランス」の内容にひかれた市川は、久保にその小説にはモデルがいるのかと尋ね、いるのであれば会わせてほしいと頼む。

恋人たちの心の機微を描くオリジナルのラブストーリーで定評のある今泉監督は、「『万人からは理解されないかもしれないとある感情』についての映画をつくろうと思い、脚本を書き進めました。きっと稲垣さんならこの主人公の中に渦巻く複雑な心を体現してくれるのではないかと思ったからです」と語っている。主演の稲垣は、「僕自身、主人公の茂巳というキャラクターに共感するところもあり、撮影期間は監督と言葉よりも心で通じ合っているような感覚でいました」と手応えを見せている。

【コメント】

■稲垣吾郎

今泉監督作品のファンでしたので、今回ご一緒させていただきとても嬉しかったです。
僕自身、主人公の茂巳というキャラクターに共感するところもあり、
撮影期間は監督と言葉よりも心で通じ合っているような感覚でいました。
目に映らないものや漂う空気感をとても大切にされている今泉監督。
早く皆さんに観て頂きたい美しい作品になったと思います。

■今泉力哉監督

稲垣さんと映画をつくりませんか、というお話をいただき、長年温めていた「万人からは理解されないかもしれないとある感情」についての映画をつくろうと思い、脚本を書き進めました。きっと稲垣さんならこの主人公の中に渦巻く複雑な心を体現してくれるのではないかと思ったからです。できあがった映画を今、目の前にして、ああ、この映画の主人公が稲垣さんで本当によかったなと思っています。美しくて、寂しくて、温かくて。2018年の東京国際映画祭で『半世界』と『愛がなんだ』が同じコンペティション部門にノミネートされた出会いから、さまざまな人々との巡り合いを通して、この映画が生まれたことをとても嬉しく思っています。『窓辺にて』楽しんでいただければ幸いです。

【作品情報】
窓辺にて
2022年11月全国ロードショー
配給:東京テアトル
©2022「窓辺にて」製作委員会

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