足利でN響定演 オーケストラの美しい響き楽しむ

800人余りの聴衆を魅了したN響足利定期公演=5日午後、足利市朝倉町のあしかがフラワーパークプラザ

 第24回NHK交響楽団(N響)足利定期公演(栃木県足利市みどりと文化・スポーツ財団、同市教委、下野新聞社主催)が5日、同市朝倉町のあしかがフラワーパークプラザで開かれた。

 指揮者に秋山和慶(あきやまかずよし)さん、ソリストにはバイオリンの荒井里桜(あらいりお)さんを迎え、ブルッフの「バイオリン協奏曲第1番」やブラームスの「交響曲第1番」を演奏。完売となった客席で800人余りの聴衆が国内屈指のオーケストラの美しい響きを楽しんだ。

 東京以外でN響定期公演が行われるのは、同市と名古屋市、横浜市、福島県いわき市のみ。友人と2人で来場した那須塩原市、会社員高橋亮(たかはしりょう)さん(27)は「オーケストラの演奏会に来るのは初めて。ホールをうまく響かせる演奏で、居心地の良いひとときだった」と話していた。

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