新日本プロレス、選手契約違反で飯伏幸太を処分「10%減俸3カ月間」 

新日本プロレスは6日、右肩関節前方脱臼骨折などで長期欠場中の飯伏幸太(40)に選手契約の違反があったとして、7~9月の3カ月間、10%の減俸処分を科すと発表した。

飯伏は同団体の担当社員から解雇を通告されたとして、ツイッターで退団、引退を示唆。社員とのやりとりをSNSで公開し、ツイッター上で団体を批判していた。

大張高己社長には、管理責任で7~9月の3カ月間10%減俸処分。担当社員は選手への不適切発言に基づく服務規律違反があったとして、同期間3カ月間の10%減俸処分に加え、職務内容が変更されるという。

新日本プロレスは5月27日に開いた会見で、飯伏の契約解除や退団、引退を否定。大張高己社長は「無断での他団体出場は、専属契約に反する行為。内部のやりとりの公開も、契約に反する行為」として、飯伏に減俸などの処分を下すとしていた。

大張社長は、欠場中の飯伏が今年3月、他団体のプロレス興行を無断で訪れセコンドについたことが騒動の発端とした。飯伏の行動を問題視した社員が、解雇通告ともとれるメッセージをLINEで送ったと説明していた。

新日本プロレスの親会社・ブシロードの木谷高明会長と新日本の大張社長、飯伏は5月26日に3者で会談、意見交換した。木谷会長は「契約は継続させていただく。リング外のゴタゴタは、これにて終わりにしたい」などと〝解決〟を強調していた。

(よろず~ニュース編集部)

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