「アーシング」福井県池田町でナイトツアー 農家民宿が6月10日から、大地に触れリラックス

夜空の下、里山でアーシングを体験するツアーのイメージ(写真は合成)

 福井県池田町板垣の農家民宿「いやしの里いけだ」は開業1周年を記念し、素足や素手で大地に触れリラックス効果を得る「アーシング」を夜に体験できるツアーを6月10日と11日に実施する。開業した宇野いく子さん(57)は「アーシングを通して、池田の魅力を感じてもらいたい」と話している。

 宇野さんは2019年、アーシングで癒やしを体験してもらう日帰りツアーの拠点として、いやしの里いけだを設立。同町の観光名所「かずら橋」の下の渓流沿いを散策して、川の水や砂、石など自然を直に触って過ごし、町内の山野草を食べるメニューを提供してきた。2021年は約150人が利用している。

 体験者が増えるにつれ「泊まりたい」という声が上がるようになった。そこで、福井新聞社などによるクラウドファンディング(CF)サービス「ミラカナ」で資金を募り、21年6月に自宅を改修し農家民宿として再出発した。

 開業1周年を記念し、夜にアーシングを体験する「ナイトキャンドルツアー」を企画した。日帰りと宿泊の2プランを用意。午後6時に集合し、同7時から、キャンドルを並べた中、同民宿敷地内の芝生で寝そべる。夜空を見上げたり、ケーキを食べたりしてゆったりと過ごす。同8時半に終了し、この後、宿泊プランでは地元産食材を使った天ぷらや煮物などを味わう。

 開催日の3日前まで予約を受け付ける。日帰りは6500円(税込み)、宿泊は1万6500円(同)で各日先着8人。

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