癒やしサービスで利用促進を きびプラザ有志 CFで支援募る

きびプラザの利用促進に向け、CFの支援を呼び掛ける須藤社長(右)

 岡山県吉備中央町吉川の業務商業ビル・きびプラザに入居する事業者の有志が、同施設の利用促進を目指す「癒やしプロジェクトチーム」を立ち上げた。新型コロナウイルス禍で売り上げが減少する中、クラウドファンディング(CF)で支援を求めている。

 チームは、吉備高原リゾートホテルをはじめ、生花店、ヘアサロン、ジュエリー加工販売店、同町地域おこし協力隊員で構成。2020年以降、コロナ禍による旅行や結婚式の自粛が相次ぎ、来館者数が大きく落ち込んでいることから、誘客を図ろうと昨年10月に結成した。

 「癒やし」をテーマに、各事業者がそれぞれの特徴を生かしたサービスを支援額に応じて用意。同ホテルはテラス席から自然を眺めながら肉や地元の新鮮野菜を味わうバーベキュープラン(3千円、5千円)、ヘアサロンはリンパマッサージ(同)、ヨガ講師の同隊員はプラザ横の芝生での体験会(3千円)などを企画している。ホテルの浴場増設など施設の魅力アップにも支援金を活用する。

 同ホテルの須藤桂爾社長は「吉備高原都市は県の真ん中に位置し、交通アクセスが良い。一度訪れ、豊かな自然も満喫してほしい」と話す。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが運営する「晴れ!フレ!岡山」のサービスを活用。50万円を目標に7月18日まで募る。詳細、支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/kibip)。

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