農産物の消費喚起へ支援策を JA岡山が市長に要望書

大森市長(左)に要望書を手渡す宮武会長

 JA岡山(岡山市北区大供表町)は6日、新型コロナウイルス禍で続く農産物の需要低迷を受け、消費喚起に向けた支援策を求める要望書を同市に提出した。

 JA岡山の宮武博経営管理委員会長や山本到常務理事らが市役所を訪問。コメや野菜を扱う外食産業の低迷、資材費の高騰といった生産者を取り巻く厳しい状況を踏まえ、「地域の農業を支えるためにも特段の配慮を」と大森雅夫市長に要望書を提出した。大森市長は「議会でも議論し、生産農家に何らかのインセンティブ(報奨)を出すようにしたい」と述べた。

 JA岡山によるとコロナ禍以降、同JA管内で栽培されている農作物はコメをはじめ全般的に価格の低迷が続いている。山本常務理事は「市には、消費者に地産地消を促すような施策をお願いしたい」と話していた。

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