10月の新潟市長選挙へ向けて現職の中原八一市長が出馬を表明、中原市長「新潟の明るい未来を切り開くため先頭に立って邁進していきたい」

記者会見を開く中原八一市長

10月9日告示、23日投開票の新潟市長選挙に関して、現職の中原八一市長が6日に記者会見を開き、再選を目指し出馬すると表明した。中原市長は「ポストコロナ時代を見据え、新潟の明るい未来を切り開くため先頭に立って邁進していきたい」と話す。

中原市長は2018年10月の市長選で初当選。今回、新潟市内のホテルで記者会見を開き、2期目の再選を目指すことを正式に発表した。

中原市長は会見のなかで「新型コロナ対応で、市の単年度のさまざまな事業を実行できなかったことは事実だが、それぞれ県や国との連携についてはかなり実現できたものはある。しかし、当初の『活力ある新潟をつくる』という大きな意味での願いはなかなか実現できなかったという思いが今ある」と、感染症対策に追われた市政を振り返る。

そして「(感染症対策で)市民や事業者にさまざまな制約をお願いしてきた」として「感染拡大防止とワクチン接種などの対応に陣頭指揮で当たるとともに、まずはダメージを受けた社会経済を回復させる。そして、ポストコロナ時代を見据え、新潟の明るい未来を切り開くため先頭に立って邁進していきたい」と語った。

また、無所属で出馬する予定で、「まずは政策であり、時間の許す限り市民や経済界など幅広く意見をいただきたい。私自身も(市長としての)3年半のなかで実感したこともあるので、そうした自分の考えと合わせ選挙公約を作っていく。政党などの推薦は、その公約ができるまでは私の方からアプローチするつもりはない」という。なお公約については、「秋の然るべきタイミング」で発表するとした。

新潟市長選挙をめぐっては、現時点では中原市長以外に立候補者はいない。

© にいがた経済新聞