6月6日、日本代表チームは国立競技場に乗り込み、あのブラジル代表チームとの対戦に臨んだ。
先日のパラグアイ戦から大きくメンバーを変えた日本は、最終ラインに長友、吉田、板倉、そして中山を並べ、中盤には田中碧が先発。3トップは南野、伊東、そして古橋というトリオに。
予想されたとおりに序盤からブラジルが試合を優位に進め、日本は押し込まれる時間帯が長く続く。
しかしながらその中でなんとか最終ラインと遠藤航が体を張って集中力高いディフェンスを見せ、中央で何度もシュートをブロックしてみせた。
ただ、75分にその守りがついに破られてしまった。ペナルティエリア左に飛び出したネイマールがシュートを放つ。
それは権田がなんとかセーブするも、こぼれ球に詰めたリシャルリソンを止めた遠藤航のプレーがファウルと判定され、ペナルティキックがブラジルに与えられた。
そしてネイマールが冷静にそれをゴール左に決め、ブラジル代表が77分に先制点を奪取。彼にとっては日本代表戦5試合で9ゴール目となった。
終盤にはオープンになった状況で両者ともにチャンスが訪れるものの、ゴールに至るほどの決定的な場面にまでは展開せず。
そして試合は0-1のまま90分を消化して終了。日本代表は強烈なブラジルの攻撃陣をPKの1点だけに抑えたが、逆にゴールを奪うことはできず、ホームで惜敗という結果となった。
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なお、日本代表は10日にキリンカップのガーナ戦に臨む予定となっている。6月の4連戦もあと2試合、ワールドカップに向けて重要な強化の場になりそうだ。