三股町議長また懲罰動議 議員用ポストを独断移動

 三股町議会で6日、「議員の要求を無視し、議会運営規則に違反している」などとして重久邦仁議長に対する2件の懲罰動議が提案され、出席議員の8分の1以上の同意を得て成立した。町議会は、7日に開く懲罰特別委員会で処分が必要かどうかなどを審議し、8日の本会議で結果を報告する。重久議長に対する懲罰動議成立は3月以降、計7件となった。
 指宿秋廣議員が提案した動議などによると、重久議長は4月中旬、議会事務局にある郵便物や配布物を入れる各議員用ポストを、独断で議長室へ移動するよう指示。重久議長以外の全11議員は連署で同月21日、移動した理由を書面で回答するよう要求書を提出したが、現時点で回答はなく、全議員の権利を踏みにじっているとしている。

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