真庭市富尾のフルート奏者AKIKOさんらのラテンジャズユニット「Cubanica(クバニカ)」が4日夜、勝山文化往来館ひしお(勝山)でコンサートを開き、情熱的な南米の音楽で観客たちを魅了した。
「新型コロナウイルス禍で人同士の交流が減る中、陽気なラテン音楽で多くの人に元気を届けたい」と4月に結成。AKIKOさんと、ピアニストの中井知恵美さん=鳥取県北栄町、パーカッションの亀崎ヒロシさん=大阪府堺市=が出演した。
キューバの民謡曲で明るい曲調の「グアンタナメラ」や、メキシコでヒットしたロマンチックな「サボール・ア・ミ」、AKIKOさんが美作市の湯郷温泉街のにぎわいをイメージして作った軽快な曲など12曲を披露した。
中井さんの知人のラテン歌手による飛び入り出演もあり、観客約30人が一緒に口ずさんだり手拍子をしたりして盛り上がった。
友人と聴いた女性(57)=真庭市=は「異国にいるような非日常的な雰囲気に心が躍り、パワーをもらえた」と話していた。