冠水した道路の通行に遭遇した場合は迂回を 日本自動車連盟

宮城県の大雨では、道路の冠水が多く見られた。白石市では、冠水した高架下で車が動かなくなりました。こうした冠水した道路に遭遇した場合、どうすればよいのか専門家に聞きました。

日本自動車連盟=JAFが公開している、冠水した道路を走行する実験映像です。

SUVタイプの車が、水深60センチの道路を時速30キロで走行した場合、10メートルの地点で止まりました。

原因は、空気の取入れ口などからエンジン内部に水が入ったためです。

JAFでは、同じ水深でも速度が速くなると巻き上げる水の量が多くなり、エンジンに水が入りやすくなるため、誤って冠水路に入ってしまった場合は速度を落としてほしいとしています。

速度を落としても止まるリスクは極めて高いので、JAFでは高架下などの冠水した道路に遭遇した場合は、迂回するよう求めています。

JAFの担当者に水深何センチ程度から車が止まるのかと聞いたところ、車高が高い車と低い車で条件が違ったり車の整備状況もあるので一概には言えない。

ただ、どのような種類の車でも冠水した道路では止まるリスクはあるので「前の車が行ったので大丈夫だろう」と冠水路に入るのではなく、迂回をしてほしいと強調していました。

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